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サイバー戦争最前線 -Aljazeera [サイバー戦争]


サイバー空間は欧米のメディアと極東の新興勢力の戦場なのか

ハッキングという行為はずっと前から存在している。

ある者は利益のために、またある者は秘密を手に入れるためにハッキングしている。

自称ハッカー集団Anonymousもハッキングするが、それは彼らの掲げる大義のためである。

もし怨念を抱いたハッカーが新聞社を攻撃したらどうなるのだろうか。



1月30日にニューヨークタイムズ社は間もなく任期満了を迎える温家宝首相一家が莫大な富を築いていたことを大衆の目に晒した直後に、中国から4ヶ月に渡る猛烈なサイバー攻撃を受けていたことを明かにした。

その財産は中国共産党にとっては、正に隠したいのに隠しきれないほどの財産だったのである。



タイムズ社の告白に続き、ウォールストリートジャーナル社とワシントンポスト社も攻撃を受けていたことを認めた。

また同じく、ブルーミングバーグニュース社とAP通信社もご多分に漏れずハッカーの標的になっていた。

今やジャーナリストや情報提供者までもが地球規模サイバー戦争の新たな脅威の第一線に引きずり出されているのである。


News media: The new frontline, Aljazeera
www.aljazeera.com/programmes/listeningpost/2013/02/20132818214512626.html

Is cyberspace becoming a battleground between media outlets in the West and a rising power in the Far East?


Hacking is nothing new. Some do it for profit, others for secrets.

Self-styled "hacktivist" groups such as Anonymous do it for causes they believe in.

But what if the target is a newspaper and the hackers have a grudge?



On January 30, the New York Times revealed that hackers based in China had waged a four-month-long cyber onslaught against the paper soon after it published an article exposing the fortune amassed by the family of outgoing premier Wen Jiabao, a fortune that for the Chinese Communist Party has turned out to be – quite literally – an embarrassment of riches.



Soon after the Times, the Wall Street Journal and the Washington Post admitted that they too had been attacked.

Bloomberg News and Associated Press are also on the list of media outlets targeted by China-based hackers, raising the spectre of a new front in the global cyber war – one that puts journalists and their sources in the firing line.



News media: The new frontline, Aljazeera
www.aljazeera.com/programmes/listeningpost/2013/02/20132818214512626.html

Aljazeera本家ではこの件に関するビデオが見られます。
それによると件のハッカーの用いた手口は以前に中国軍が使っていた手口と似ていたことから、複数人が中国から攻撃したものであると推測されるらしいです。
ハッキングのやり口にも癖が出るものなんですね。
また彼らは誰がその情報を欧米メディアに告げ口したのか探そうとしていたらしいです。
そこまで分かるんですね。

ちなみに温家宝首相の築いた財産というのはおよそ300万ドル、日本円にして280億円だそうです。
現代版皇帝ってところでしょうか。
そんな温家宝首相は庶民派として親しまれているようで。
実は超大金持ちでも13億人のトップは庶民の顔をしていられるんですね。
民の気持ちを理解する紳士なのか、金と人気を両取りする腹黒おじさんなのか。
いずれにせよカリスマであることには間違いないですね。

サイバー戦争は目に見えない戦争です。
「今日も私の知らないどこかでサイバー戦争が起こっているんだなあ」とは言えません。
自分のコンピュータがインターネットにつながっている限りは。
ディスプレイの向こうが戦場なのです。

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