Facebookは、先月凄腕ハッカーにハッキングされたことを明かにした。同社によれば個人情報が盗まれた形跡は見当たらないとのことである。
Facebookによれば、社員がハッカーの手の入ったモバイルデベロパーサイトにアクセスした際に攻撃されたとのことである。
同社はブログで、同様の手口で攻撃されたのは自社だけではないとしている。
(中略)
Facebookはマルウェア(悪意あるソフトウェア)が社員のラップトップにダウンロードされたことを検知した直後に、感染したコンピュータを正常に戻す処理を行うと共に、警察に報告して大掛かりな調査を開始し、現在も調査中であると発表した。
(中略)
この事件が凄腕ハッカーによる直近の有名サイトをターゲットにした攻撃である。
Twitterは今月上旬に、25万人のユーザ名、パスワード、メールアドレス等々が盗まれた件について「アマチュアの仕業ではない」と述べている。
New York TimesとWashington Post, Wall Street Journal は口を揃えて各社のシステムが中国から"執拗な"攻撃を受けていると中国を非難し続けているが、中国はそれを否定している。
サイバー空間は欧米のメディアと極東の新興勢力の戦場なのか
ハッキングという行為はずっと前から存在している。
ある者は利益のために、またある者は秘密を手に入れるためにハッキングしている。
自称ハッカー集団Anonymousもハッキングするが、それは彼らの掲げる大義のためである。
もし怨念を抱いたハッカーが新聞社を攻撃したらどうなるのだろうか。
1月30日にニューヨークタイムズ社は間もなく任期満了を迎える温家宝首相一家が莫大な富を築いていたことを大衆の目に晒した直後に、中国から4ヶ月に渡る猛烈なサイバー攻撃を受けていたことを明かにした。
その財産は中国共産党にとっては、正に隠したいのに隠しきれないほどの財産だったのである。
タイムズ社の告白に続き、ウォールストリートジャーナル社とワシントンポスト社も攻撃を受けていたことを認めた。
また同じく、ブルーミングバーグニュース社とAP通信社もご多分に漏れずハッカーの標的になっていた。
今やジャーナリストや情報提供者までもが地球規模サイバー戦争の新たな脅威の第一線に引きずり出されているのである。
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